負け犬女の正体は?

今年の流行語に「負け犬女」なるものがあった。
ブレークする前に本屋で見つけ、
うんうんと頷き笑いながら読んだのだが・・・

36歳にもなると、自分のことを自虐的に
「は~い♪アタシ負け犬でぇ~す。」
なんて平気で言うには言うが、
これを他人から「アンタ負け犬だね。」
なぞと言われるもんなら、確実に相手をぶちのめしているだろう。
(一応、心の中でね・・・笑)

先日会った30歳の女性は、
この「負け犬」という表現方法に怒りをあらわにしていた。
結局、この「負け犬」という呼び名は、メディアの力で浸透したが、
当の本人たち(30代の独身女性)は、決して好んではいないのだ。
そこを勘違いして、マーケティングに使おうものなら、
実のところ共感を得られるばかりか、反対にそっぽを向かれかねない。

「負け犬女」は30代の独身女性と定義しているのだが、
その本質は、ちょっと小金を持ち、それなりのキャリアもあり、
マンションなんぞを30年ローンで買っちゃったり、海外旅行にもちょこちょこ行き、
高級旅館や高級レストランで数万円単位でお金を使える人種のこと・・・。
ついでに言うなら、「白馬に乗った王子様」を実は本気で待ってたりする、
ちょっとロマンチック(?)な人種だったりもする。(笑)

ビジネス面から考えれば、その価値が納得できるものなら、
おしげもなくお金を使う人達=VIP消費者なわけだ。
反対に、いくら安かろうとも価値を認めなければ決してお金は使ってくれない、
超シビアな消費者でもある。

まったく指し示すターゲット層は同じでありながら、
今「おひとりさま」という表現が巷で言われ「おひとりさま向上委員会」なるものが存在する。
同じターゲット層を示していながら、表現方法は正反対と言っていいほどの印象を受ける。
「おひとりさま」は「お一人様ですか?」という言葉から生まれたとのこと。

「負け犬女」と「おひとりさま」
同じ層をターゲットにしながら、受ける印象の全く違う表現方法。
どっちが多くの共感を得るか?・・
・私が言わなくてもわかるよね?

このターゲット層は、他層では理解できない価値観を持ち合わせていたりするし、
何よりプライドが高い。
やっかいな世代でありながら、市場に大きな影響力をもっている。
ほんのちょっと表現方法が変わるだけで、この層の心理状態は大きく変化する。

何より、誰より、例え自虐的に自分を落とそうとも、
実のところVIP待遇を望んでいる彼女達の心をつなぎとめておくのは、
なかなか容易ではないのだが、
この層に価値が認められると1泊5万円でもリピーターになってくれるのだ。

ただし、何度も言うが、安易なマーケティングは全く意味をなさず、
間違っても「負け犬女性の皆さまへ」なんてキャッチコピーは書いてはならない。(笑)

マーケティングが大流行なんだけど、そのターゲットとなる層の本質を理解せずして、
有効な働きかけは絶対にできない。
そして、本質を理解するためには・・・・。

負け犬女とお友達になると、よくわかるわよん♪

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