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【富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか】「弱い絆」理論

投稿日:2008/03/31 更新日:

「富裕層」向けサービスを見聞きしだしたのは、ほんの数年前。私の知人数人も「富裕層」向けマーケィングの云々を提案している。

富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか

序章 すべてはインターネット上のプライベートクラブから始まった
第1章 新世代富裕層「インテリッチ」の誕生
第1節 注目を浴びる富裕層
第2節 新生代富裕層「インテリッチ」の出現
第3節 新しいプライベートクラブとしての<ゆかし>

第2章 インテリッチはどうやって富裕層になったのか?
第1節 インテリッチの歩んできた道
第2節 インテリッチが歩いている世界
第3節 インテリッチのそれぞれ

第3章 インテリッチが社会を変える
第1節 社会の均衡点
第2節 まずは個人が目を覚ました
第3節 そして企業が目を覚ました
第4節 富裕層という立場の出現
第5節 取り残されたメディア
第6節 新しい均衡点として
第4章 新生代富裕層の日常としての<ゆかし>
第1節 新しい仲間を求めて
第2節 価値ある情報をシェアする感覚
第3節 自分に相応しいものを求めて
第4節 社会貢献の場
対談 富裕層社会の未来(渋澤建氏を迎えて)
第5章 世界が富裕層を奪い合う
第1節 トリクルダウン効果
第2節 各国の富裕層獲得を巡る争い
第3節 日本の状況
終章 個人が主役になる社会へ

「富裕層」を大きくわけると、
1.財産を受け継いだために富裕層になった「相続リッチ」
2.自らの能力と努力によって財産を形成した「インテリッチ」
となり、「富裕層」であっても資産の形成の仕方で、考え方から行動まで異なる。
富裕層サービスを考えるなら、まずこの違いを理解しなくてはならない。

この本は、「相続リッチ」のことより「インテリッチ」についてのことが書かれている。(※「インテリッチ」とは、インテリジェンスとリッチの略。)この言葉は、この人が言い出したのか、他で出てきたのか、この本では不明。

「インテリッチ」じゃない人間が、「インテリッチ」向けにサービスを作っても、価値観そのものが共有できてないんだから、「インテリッチ」の方々が気に入らないってのは仕方ないところ。よって、「インテリッチ」の人からすれば、自分たちがほしいサービスは、なかなか見つけられない。ということになる。

そんな中。「富裕層」サービスとして成功してるところがある。それが、この著者が運営しているプライベートクラブ<ゆかし>。入会審査はシンプルながら厳密で、「純金融資産1億円以上を有する人」。

この本は、世間が考える「富裕層向けサービス」と実際の富裕層の人が望むサービスとのギャップがわかり、プライベートクラブ<ゆかし>の成功および、サービス内容の紹介であるのだけど、格差社会と言われ、ワーキングプアなる働く貧困層ばかりがメディアに取り上げられてるのだけど、その反面、日々新しい「インテリッチ富裕層」が生まれている現実を知ることができる。

この本の中に「弱い絆」理論が紹介されている。「弱い絆」理論なんてもものは、この本で初めて知ったのだけど、自身も経験がある分、なるほど納得する。この本の中で、1番知ってよかったとこ。

米国の社会学者であるマーク・グラノヴェータの「強い仲間意識と弱い絆理論」という理論があります。

---- 中略 ----

実は、「強い絆」は関係が深すぎるため、相手のことを思うあまり、かえって本音が出しにくいのです。しかも「強い絆」で結ばれた関係は、非常に似通った価値観の相手が多いため、そこに新しい情報はありません。これに対し、「弱い絆」は多種多様な人たちが集まり、多様な価値観がぶつかり合うため刺激がむしろ強くなります。このため結果的には「弱い絆」の相手から提供された情報の方が、決断に対する影響力やインパクトも強くなるというわけです。

<ゆかし>は資産1億円以上という明確な共通項を持つ「弱い絆」であるため、安心感を前提とした人的ネットワークの広がりを享受することができるのです。

「弱い絆」のネットワーク構築なら、インターネットはもってこいの場所。上手くこの理論を使い、成功させているな。と感心&とても参考になる。

そのうち2番手も出てくるだろうけど、ネットの世界、1番の地位を確立したなら、よほどのことがない限り、他の追随も「そんなの関係ねぇ~。>すでに死語?」だろうね。(笑)

この本で言う、純金融資産1億円以上もってる「富裕層」は、日本人の83人に1人。

「相続リッチ富裕層」は、過去からの引き継がれたきたものなので、周りも知っているが、「インテリッチ富裕層」は、傍目にはわからない人が多い。こうした隠れた「インテリッチ富裕層」に向けたサービスを展開したいなら、この本は読んでおくべきだと思う。

世の中。知るべき人たちだけが知っている情報が、私たち一般庶民の知らないところで動いている。「格差社会」と言われ、「知識社会」とも言われる現在。目の前にあることや、自身に入ってくる情報だけが、世の中のすべてじゃないことを、改めて知るべきね。

お金は安全基地になるのだから、頭に汗かいて、知識社会に生き残れるように日々お勉強&努力&行動しながら、資産形成しかねば。と強く感じた、3月最後の月曜日。

今年が、4分の1終わったよー。。なんか、のんびりしてるんだけど、脳内だけはあせってる感じ。このままじゃいけないわ!なんとかしなきゃ!って。

しかーし。勉強してもしてもしてもしてもー、知らないことのほうが多いという事実を突きつけられる感覚になるのは、なんとも表現しがたい。。。







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