反復練習して身につける

伊達さん。惜しかったねー。
んーーー。でもさすがとしか言いようのない彼女の雄姿でした。
次の試合は、ぜひテレビ放送を望みます。

さてさて3日連続で、彼女絡みのネタで。
伊達公子さんの特集番組で、彼女が自身の武器となるライジングショットを身につけるために行っていた練習方法が紹介されていた。

ライジングショットは、普通の打点より1歩前にでて、球の上がりばなを打ち返すため、球の威力は強くコントロールもしにくい。しかし、これができると、相手のもってる球のパワーをそのまま活かして返球することができ、なおかつ、返球が早いので、相手が対応できない。
このライジングショットを身につけるために、「同じ体制で同じコースに100回返す」「100回続かなければ、また1からカウント開始」という反復練習をやり続けたらしい。

当時のコーチだった男性は、それにずっと付き合い続けて、朝から球が見えなくなるまで、途中で食事をとることもやめることもできず、夢中でやり続けたと言っていた。
とことんとことん反復練習を続け、無意識にできるように体に覚えこませていったそうだ。

0.1秒早く対応して、球の威力が強いところで打ち返すので、当然、体ができていないと故障を起こす。現に、彼女は何度か故障を起こしている。
無意識にできるようになるまで、何度となく反復練習を繰り返し身につけた技術は、11年のブランクがあっても健在だった。これぞ、昔取った杵柄というもんだ。

これを見ながら思った。
ビジネスでも勉強でも何でも一緒だな。と。
スポーツでも、まずルールを知ることからはじめるように、ビジネスでもルールを知ることが必要で、ホームページ製作などの技術も、まずルールを知ることが必要。
ルールを知り、スキルや技術を上げるための反復練習で身につけていく。

スポーツは、ルールを知らなければ失格となり、スキルや技術が足りなければ試合に勝てない。ところがビジネスでは、スキルや技術が足りなくても、ルールをきちんと理解してなくても、なんとかなってしまうし、わかりやすい勝ち負けもないから、上達の度合いがわかりにくい。わかりにくいけれど、スポーツと同じように、ビジネスの上達も反復練習で身につけていくしかないと思うのだ。

私は、ホームページを作ることができる。
ほとんど独学でやってきた。
ホームページはHTMLという言語でできていて、その言語も年々ネットの進歩と共に進化し、今では、XHTML+CSSという2種類の言語で作る方法が主流となってきている。
今までは他人が書いたソースを見て、カスタマイズしながら、感覚的に覚えていったのだけど、仕事やビジネスに関わる技術は、独学でやっていたのでは、いくら反復練習をしても、その方法が間違っているかもしれないし、ルールにそってないかもしれない。

ってことで、XHTML+CSSの基本ルールをちゃんと知ろうとマニュアル本を買った。
book23
Webプロフェッショナルのための黄金則 XHTML+CSS虎の巻 (Web Designing BOOKS)
大藤 幹

で、読んだ。一字一句読み飛ばすことなく読んだ。
知らなかったこともあったし、感覚的にわかってたこともあり、何がわかってなかったのかがわかった。わからないことをわかるようにすることも大事だと思うんだよね。
わかっていると思ってることでも、わかってないことが多々あるもんで、こういった技術の習得は独学でできるけど、やっぱり基本をおさえることは大事だと。

伊達さんを見てて、過去にやってきた反復練習は、11年のブランクがあっても体はちゃんと覚えているんだと実感し勇気をもらった。
私は、さんざん色んな仕事をしてきて、色んな職場に入り、新しい職場に入るたびに、1から人間関係を構築して、お客さんをつくってきた。
普通やらない反復練習(新しい職場=新しい仕事→仕事を理解→結果をだすために工夫をする→結果を出す)を何度となくやってきた私は、自分でも気づかない間に、色々なことが無意識でできるようになっていた。15年間やってきた反復練習は、今となっては、私の自信にもなっている。

何が言いたいかというと、「もっともっと」と思うことは大事で、「もっと上手くなりたい」「もっと知りたい」と思うからこそ反復練習ができ、反復練習するから体に身につく。
「このくらいでいいや。」と思えば、成長は止まる。
「限界は自分で決める=限界を自分で作らない」ということが大事だと。
矛盾した言葉に見えるけど、同じ意味。
「もっともっと」と思うことが出来れば、それだけ自分は成長できる。
そこに年齢とか関係ない。それは、伊達さんを見てても、よーくわかる。

彼女の新たなる挑戦は、テニス界だけでなく、私のような人間にも大きな勇気を与えてくれたことに感謝し、自分で限界を決めることなく、今日も地道に反復練習を重ねて、よりよりサービスが提供できるようにしていきたいと思うのです。

あー長かった。
長い割に、何が言いたかったのか?
自分でも、わからなくなってきたよ。(笑)

とにかく。
伊達さん。今後の試合も楽しみにしてます!
ってことだな。(笑)