歪んだ社会

「自殺は事故だ。」と言いきるあの人が抱える死への妄想。
「殺してくれ。」と祈っていたアタシが抱える死への渇望。

誰もが、事故を起こす可能性を秘めている。
だけど、自分や他人が注意して事故を防いでる。
事故なら防げるはずなのに、日々流れる自分への殺人。

今いる世界だけがあなたの場所ではない。自分の場所は自分で探し作っていくことができる。人生には色んな時期があって、楽しいばかりが人生でも無い。生は死よりも大変なんだ。

どんな悲しみも痛みも必ず癒える。人間は命をつなぎ、人と人の間で生かされている。どんな人生にも意味があり価値がある。だから、自分で自分を殺すことは、他人を殺すことと同じことで、決して許される行為ではないんだよ。

と子供たちに教え導くはずの大人たちが、囚われた価値観の中で身動き出来ず、逃げ場所を求めることなく、自分で自分を殺すことを選択する歪んだ社会。

何のために生きるのか？
そう問うことが間違ってる。
何のために生かされてるのか？
そう問うことで、気づくはず。

死は、結論にならない。