無知は無力なり

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「知は力なり」という言葉がある。その反対を言えば、「無知は無力なり」ということだろうか?

価値を知らない人に、いくら安くしてあげたところで、その金額が高いとも安いとも比較できないのだから、つくづく意味がないものだと実感した。

いくらこっちが好意でノウハウを提供したところで、そのノウハウに価値があり、価格がついている現実を理解しようとしようとせず、当たり前に貰えると思っているのだからしょうがない。

フランチャイズだってノウハウを売っているにすぎない。人のノウハウを買うには、それ相当のお金がいるのだ。弁護士への相談だって30分5000円取られる。その先生への知識(ノウハウ)代だ。

何に呆れるかと言うと、無知であることを臆面も無く言い切ることにある。

「わからないから・・・」わからないなら、わかるようにしろよっ!と言いたい。わからなければ、いくらでも出すのか?出さないだろう。人の厚意を「わからないから・・・」という言葉で利用しているだけだ。

経営者であるならコスト意識は絶対に必要だろう。どこにいくらかけるかを決めるのは経営者自身だ。それは、物質的なものだけではない。

今の時代、経験者のノウハウは売り買いされているのだ。そのいい例が、ヘッドハンティングだろう。

その人のノウハウをもって、その人の価値が決まり、そのノウハウが必要だから、それを持っているその人を多額のお金を積んで引き抜いてくるのだ。

社長業をやっている人が、現実にいるのだ。その人は、社長業というノウハウを身に付けているから、色んな会社に社長として就任し、結果を出している。社長業でさへ、売り買いされている時代なのだ。

経営戦術に繋がるノウハウを、ただで手に入れたところで何ができる?緻密な戦略計算がなされていなければ、絶対に思う通りにはならない。その戦略は、他の誰でない経営者自身が組み立てなければ意味がない。

知識やノウハウ、そして他人の時間は、その価値を理解して、その価値に見合った金額で買うものだ。本やセミナーもその一例だろう。

何もかもゼロからすべて経営者自身が知っておく必要はない。けれど、消費者のニーズが多角化するこれからの時代「無知は無力」と言わざる得ない場面が多くでてくることは間違いないだろう。

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