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<目次>
序章 はじめに「発想法ではなく、発想体質を。」
第1章 生きたコピーの書き方。
第2章 もっと伝えるために。
第3章 コピーを超えるコピー。
第4章 広告的「アタマのよさ」。
新潮文庫には、パンダキャラクター「Yonda?Club」がある。数年前、あまり本を読まない妹が、新潮文庫の本を買ってくれと言いだした。
なんのことはない。ただ単に、この「Yonda?Club」のキャラクター商品がほしいからという理由。しょうがないから、ほしい文庫本はなかったけど、無理やり数冊の本を買った。
このコピーを見た時、「パンダ」と「読んだ」をひっかけ、あえてローマ字とし「Yonda?」という単語そのものをキャラクター化し、パンダを用いたキャラクターまでつくり、冊数によってプレゼントがもらえるなんて、なんて上手いんだーと、ひとしきり感心したことを覚えている。
なんせ、本を読まない人間(妹)にまで、そのキャラクター商品がほしいから本を買おうと行動を起こさせるほどのキャンペーンになってたんだもの。
この「Yonda?パンダ」を作った人ということと、アマゾンレビューで評価が高かったので読んでみた。一言で感想を言うなら、「うん。読んでよかった。」だな。コピーを考える「発想法」というか、発想の順番をわかりやすく示してくれてる。
一言で表すキャッチコピーを作る作業は、色んな意味でとても重要だと思っている。サイト製作時や事業プランを考える時に、まず始めにコピーを考える。その会社の売りをなんとか一言で表現しようかと頭を悩ませる。
すげーいーコピーが作れるときもあれば、全然浮かばず、ありきたりの言葉を繋げるだけの時もある。ピタっとはまるコピーが出来たときは、すごく嬉しい。
こういったコピーを考える思考順序ってのを、冷静に考えたことがなかったんだけど、この本には、その発想の仕方や順序が書かれているので、すごく参考になった。
あーなるほどーって感心したのは、言葉はキャラクターであり、流通するものなんだと。漠然と知っていたけど、文章で説明されると、より明確にわかる。
「コピーライター」という職種が、クリエイティブな専門職として成り立つのがわかるなー。言葉って、深いねー。
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