適当論

日曜日、本を読む。
おもしろかった。
笑える本ってのは、貴重だ。

適当論
適当論 [ソフトバンク新書]
高田 純次

「適当」って、くそマジメに考えると、
実は、すごく難しいんだよね。
「適当」にしようと思うと、
案外、上手くバランスをとらないとダメだし。
「適当に」と言っても、
人によって、その解釈はバラバラだし。
「適当」にしながら、
世の中をすいすーいと泳いでるように見える人は、
やっぱ、それなりに賢いんだと思うんだな。

この本で、高田さんと精神科医の和田先生の対談がのってるんだけど、
その一部に

和田:精神科医として、今すごく問題だと思うのは「完璧主義」なんですね。絶対100点でなければならないこと。同じように、白か黒かをはっきりさせたがる。「あいつは敵で、こいつは味方だ」といった風に。だけど、そういったことはあり得なくて、味方だと思っていた人が悪口を言うこともあるし、敵だと思っている人の言うことすべてが嘘なわけでもない。本当はグレーな部分が多いのに白黒の答えを出したがるんです。そうすると窮屈になる。だから、生き方の上手な人というのは、臨機応変に線引きができる人だと思います。

とあってね。
深く、頷いたのよ。

なんていうかな。
人間なんて、いー加減な生き物で。
そうそう、白!黒!とわけられるものでもなくて。
グレーな部分があるから、人間なわけで。
もっと、肩の力抜いて、
のほほ?んと生きてもいいんじゃないかと。
生きてくために、お金は必要だけど、
「好きなこと」でお金を稼げるようになるのが幸せだ!的な
価値観に縛られなくてもいいじゃんないかと。

「お金を稼ぐこと」と「やりたいこと」を一緒にしようと思うから、
しんどくなるだよね。
夢を持つことは大事だけど、
夢に縛られて、夢を言い訳に、
実生活をないがしろにするのは、ちょっと違うよね。

なんかさー。
あんまり自分に期待を課するのも考えもんだなーと思ってさ。
他人に期待を持ちすぎるのも問題だし。
期待ってのは、主観的なもんだからさ。

むー。
まとめられなくなった。。
まっいっか。
書き流しで終わっとこ。(笑)

今、生きてることが窮屈に感じてる人は、
ぜひ、読んでみて下さいな。
たまには、はぁ?って肩の力を抜かないと。
いっつも、力入れてばっかりじゃ疲れて当然だよ。

自分1人でキリキリしたり、熱くなったところで、
世の中なんて、自分が思うほど、
他人は自分のこと見てないし、感知してないもんだしね。