正しいカレーは、本当においしい。

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「正しいカレーは、本当においしかったんです。どうしたらあんなに美味しいカレーが作れるのか」(*´-`)。oO(先輩は知っている)「私も知りたい」

この言葉でピンっと来た人は、かなりののだめ通。(笑)のだめカンタービレ12巻のLesson69の中の言葉です。

正しいカレーとは?

のだめが作った「トンコツこてまるカレー」は、中身も手順もめちゃくちゃの創作カレー。のだめは食べても平気だったけど、先輩は食べて吐いてしまったほどの激マズカレーでした。その後、先輩は基本に忠実な「正しいカレー」を作った。

バッハの音楽が正しすぎて入り込めないと悩むのだめ。「バッハは正しすぎて嫌な感じだったけど・・・(*´-`)。oO正しいカレー」とつぶやいて、バッハの音楽の正しさに正面から向きあうことの大切さや音の基本に気づき、ピアノを弾きはじめる・・・。

このシーンを読んで、のだめは「基本に忠実」を「正しいカレー」と表現してると思いました。(マンガなので意味合いは、人それぞれの判断ですよ。)私は、「正しいカレー」とは、「基本に忠実」とか「正しい方向での努力」とかの意味合いに捉えました。

基本に忠実であれ!

基本に忠実であれ。
基本とは、困難に直面したとき、志を高く持ち初心を貫くこと、常に他人に対する思いやりの心を忘れないこと。by 樋口廣太郎さん(アサヒビール元会長)

組み立て家具を作る時、皆さん、どうしてます?私は、作り方をしっかり読んでから組み立てます。何か新しいものを使う時も、基本の使い方を一通りチェックしてから使い始めます。

習うより慣れろと言いますが、基本を頭にいれてから慣れる努力をするのと闇雲にやってみるのとでは、結果的に遠回りに見えることが1番早道だったということになるんですよね。うさぎとカメのお話ですね。

僕がいつも言っていることは基本に忠実になれということです。基本に忠実なんて言うといやな顔をする人が多いかもしれません。なんだそんなことかと。しかし、これは大事なことなのです。多くの人は基本に忠実にやらないで失敗するのです。

僕は会社を経営していくうえでこの事実を確認してきました。資金繰りが大切なんてことは誰でも言っているし、あちこちのビジネス書に書いてあることです。しかし、こうした基本を忘れてしまうので実際に会社はつぶれていくわけです。by 堀江貴文さん

一流の人は、見えないところで基本に忠実な努力を続けており、決して基本を疎かにしません。なのに、多くの人がちょっとでも早く先に進もうと、基本を疎かにし、結果自滅していきます。

正しい方向に努力する!

15年前に入社した会社。新設されたIT系の会社で新入社員は私を入れて10数人でした。そこは営業会社だったので、毎朝会社の理念を大声で復唱してました。目の前に理念が書かれている紙が貼られていたので、覚える必要もなく覚える気もありませんでした。

新設した会社なので、全員が同じスタートの新入社員です。新人研修が終わったら、皆で一斉に電話がけの営業活動がスタートしました。その中で1人だけ電話がけを数時間やっただけで、外へ出ていった人がいました。仮にAさんとしましょう。電話営業からアポが取れたようには見えなかったのですが、他人のことを構っている暇はありません。

翌日、Aさんが契約を取ってきました。支店最初の契約です。支店長は、「すばらしい!契約が取れるなら、どんな営業活動をしてくれたって構わないよ~。」と褒めまくりました。その翌日も、Aさんは電話営業はせず、支店長に何か言って出かけていきました。Aさんは、ほとんど電話営業をしてませんでした。

ある日、Aさんが自慢気に言いました。
Aさん「オレ、理念ぜんぶ覚えたんだ! ( ̄‥ ̄)=3 フン」
私「で?」
Aさん「え?」
私「そんなん覚えて何になるん?」
Aさん「いや・・・」

私からすれば、理念なんて覚えても営業数字が上がるわけもなく、理念を覚える意味さへ分からず、Aさんの言葉に???だったわけですよ。だけどAさんからすれば、理念を覚えることが正しい努力で、正しい努力をしたから褒められると思ったようでしたが、私からの全否定。(笑)

Aさんにとっての「正しいカレー」は「理念を覚えること」で、私にとっての「正しいカレー」は「営業数字を上げること」だったわけです。

Aさんは、営業の基本中の基本、初歩の初歩である電話がけが出来ず、体裁を整えるために身内に頼り、営業しているフリをし、支店長に気に入られるように「理念を覚えること」という、まったく方向の違う努力をして自滅していきました。ちなみに、Aさんが取ってきた契約も本人が辞めたことにより無かったことになりました。(笑)

正しいカレーを正しく食べよう!

正しいカレーは、本当に美味しいんです。美味しいカレーを食べたいなら、正しいカレーを作れってことです。>どんどん訳が分からなくなる・・・(笑)

「正しいカレーを正しく食べる」とは、「基本に忠実に正しい方向に正しく努力すること」です。言いたいこと伝わるよね?

自分では努力してるつもりでも、その努力の方向を間違えていたら、全然思ってもないところに辿りついてしまいます。前述したAさんのように。

正しい方向に進むには、まず基本に忠実にやってみることなんですよね。基本に忠実に正しく努力することは、遠回りに見えても、決して遠回りじゃないんです。それに遠回りも、案外悪くないものです。焦らず、正しいカレーを作っていきましょー!

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