理想的な最後の1日|逝き方は生き方に通ずる

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先月、Xで流れてきたポスト。

92歳のアカウント主さんが亡くなったと娘さんのお知らせポストでした。

92歳の博子さん。手相鑑定の時とかに『78歳からMacを使い始め、ツイッターでも人気がある人。この年齢でも新しいことを始めているのだから、まだまだこれからでしょ!』って、鑑定に来た方によく紹介してた方で。

戦中戦後のお話もポストも参考になったし、何より、いくつになっても人生は楽しめるを実践されていて、その存在だけで勇気をもらっていました。

亡くなる前日の7月22日。おでかけして友人とランチし、夜ごはんも自炊して楽しみ↓、

フォロワーに「おやすみなさいませ」と返信したのが最後。

次が娘さんの「23日の夜に母が永眠いたしました。」のポストだったのです。

こんな理想的な最後の日があることを、目の当たりにして驚きとともに感動しました。

昭和7年生まれの方なので、現在92歳。78歳からMacを使い始め、ツイッターをはじめ、人気者になり、本を2冊も出版。

そして、最後の夜になるとは誰も思わず、普通の夜として皆に「おやすみなさいませ」と挨拶して、1日の終わりのごとく、その人生を終えるなんて…あまりに出来過ぎ。羨ましすぎ。

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逝き方は生き方に通ずる

2018年6月に亡くなった俳優の加藤剛さん(同世代の人は、大岡越前のお奉行さまで分かりますよね。)も、死の3ヶ月前、胆のうがんで余命3ヶ月と告知を受けていたそうですが、80歳になってもなお、いつオファーが来ても良いように準備を怠らず、毎日、規則正しい生活をされていて。

ある日の朝。「今日は朝ごはんはいらない。ちょっと休む」と言い、そのまま眠るように穏やかに逝かれたと息子さん達が話してるのを聞いて、その逝き方に感動し、羨ましく思ったことを思い出しました。

92歳の博子さんしかり、80歳の加藤さんしかり。その逝き方は生き方に通ずると、さらに強く感じ入りました。生き方と逝き方の読み仮名が同じなのも、生き方=逝き方とも言えるわけでね。

逝き方は、なかなか自分で選択できるものじゃないけど、生き方は自分で選択できるのだから、自分が幸せを感じられる理想的な生き方をして、なんとか理想的な最後の日となるように、怠惰な自分と戦っていこうと思います。

もうね。ダラダラな生き方をしている自分に喝!ですよ。

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